温度計を使いたい場面は、多々あります。
特にコロナ感染予防のため最近は、体温を測ることが必要です。遠赤外線センサーを使った体温計は、直接肌に触れなくてもいいので衛生的といえます。計測にも長い時間がかからないので赤ちゃんや幼児に使用するのに最適です。田の水の温度、プールの水温や熱中症予防のため空気の温度など、温度計を使用する目的や場所もいろいろですが、センサーによって瞬時に温度が分かる温度計はとても便利といえます。また、私たちが直接、温度計を使う場面ではなくても温度を感知するセンサーは、様々に使われています。例えば、電気自動車のバッテリーの過熱を監視する役割も果たしているのです。
家庭での暖房や空調システムに使用されているセンサーによって、ちょうどいい室温を維持することができると共に、省エネルギーにもつながり、まさに持続可能な社会にとって大切な役割を果たしています。パンづくりなども、オーブンで温度を管理し、簡単に作ることができます。温度センサーにはいくつか種類があります。アナログ式は温度に比例する電圧または電流を出力するものです。外部部品を必要としないため、実装が容易であり、広い範囲にわたって精度が保証されています。その他デジタルやリモート、温度スイッチやサーモスタット等があり、開発はニーズに応じてどんどん進んでいるのです。家庭だけでなく工業、農業分野や医療の面でもこれまでできなかったことが可能になり、さらに進化し続けています。